大会の様子

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会長挨拶

北海道札幌東豊高等学校
 校長  町 田 英 謙

 北海道高等学校教育相談研究会(高相研)のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。高相研は、昭和48年1月に、北海道学校教育相談研究会の高等学校部会として設立され、同日開催した第1回の研究大会において、元北海道教育委員会教育委員長であった故 細谷 猛 様が会長を務められ、学校現場における様々な生徒の事案を教職員研修により良い方向性を導き出すべく、その時代にあった対応ができるよう、外部講師をお招きし、教職員相互での協議したことが始まりで、これまで半世紀以上の長い間続いてきたと伝え聞いております。
 私も平成15、16年に当番校として、北広島高校で事務局長を仰せつかり、沢山の研修をさせていただきました。その当時は当番校制で事務局を置き運営しておりました。その成果もあり北広島高校では、「こころの健康相談委員会」を発足し、多感な高校生の対応を充実させていました。当時、教育相談の必要性について広まり始めた時期でもあり、同じ思いをしている多数の学校視察があったことを覚えています。
 今年度、全道校長会において、北海道教育委員会教育長 倉本博史 様から、重点事項のひとつとして、特別支援教育の充実(発達障害の理解と研修の充実)についての講説を拝聴しました。北海道教育の基本理念である「自立」と「共生」を実現するために、どの学校にも様々な特性がある生徒が在籍していますが、生徒達の素晴らしい未来に向け、教職員が視野を広め、生徒達と向き合えるような学校環境となるよう研修を推進しなければならないとのことでした。本研究会は、「北海道の高等学校における教育相談について研修し、学校教育相談活動の向上と普及を図ること」を目的掲げ、年間をとおして活動を推進し、教職員のスキルアップに尽力ていきます。特に今年度は、特別支援学校や私立の教職員の方々にも数多く参加いただき、本会の裾野を広げていきたいと考えております。
 年2回の研究協議会では、実践発表・実践交流や講演会を実施します。また、1月におこなわれる研究大会では、専門家による全体講演に加え、各校の実情に合わせて選択して受講ができるよう複数の研修講座を設定しておりますので、是非ともご参加いただきたいと思います。
 ここ数年は、コロナ禍でも、教職員の大切な研修機会がなくならないよう、オンラインで開催することにより本会を継承してきました。
 今年度の高相研第52回大会は、年明け諸会議等の関係で休日での開催となりますが、1月13日(土)に、久しぶりの対面での実施とオンラインのハイブリッドで実施します。本研究会の運営は、参加される方々によって支えられておりますので、ご参加を心からお願い申し上げます。
 結びに、52年目を迎えた今年度、新たな気持ちで、先輩諸氏から学び、人的ネットワークや情報網の拡大に取り組み、各校の教育相談活動の向上に資する体制を構築していかなければならないと考えております。
 全道の高等学校の先生方に、新たな会員として加わっていただき、ネットワークの拡大にご協力いただきますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
                   令和5年6月

 

令和5年度役員

役  職氏  名所属校・職名
会   長
町 田 英 謙
 北海道札幌東豊高等学校・校長
副 会 長
渡 辺 晃 史
 北海道千歳北陽高等学校・校長
汐 川 裕 彦
 北海道新得高等支援学校・校長
事 務 局 長
山 田 盛 雄
 札幌新陽高等学校・教諭
 事務局次長
奥 田   尚
 北海道札幌東商業高等学校・教諭
 加 賀 陽 子 北海道札幌啓成高等学校・養護教諭 
小山内 由 佳 札幌創成高等学校・教諭

※詳細は令和5年度北海道高等学校教育相談研究会役員名簿をご覧ください。